タイマー録音実験中です。 DR-05XP DR-07XP

 野鳥録音シーズンを前に朗報 ~ティアックレコーディングクラブ活動報告~

2月15日からDR-05XPDR-07XPの販売が開始されました。本機は32ビットフロート録音に対応したことが大きな目玉ではありますが、野鳥録音に欠かせないタイマー録音機能も実装されています。さっそくタイマー録音の実験をおこなっていますが、速報をご案内します。

タイマー録音機能向上

タイマー録音機能は2018年のバードフェスティバルに参加したときに、野鳥録音家の方からご提案をいただき、翌年の2019年10月にDR-05VER3DR-07MK2VER2から実装した機能です。本機能は後付けで実装した結果、タイマー録音の待機時にも電池を使うしくみにしかできず、例えば3時間録音の設定(朝6時~朝9時)で電池はEVOLTAを使用して1日しか録音できないものでした。それでも、音質の良さから、翌朝回収する1日での仕掛け録音では十分使えるし、独自に動作可能なUSBバッテリーを見つけてもらって連続的な観察録音をしていただいたりと野鳥愛好家の皆様や教育機関や研究機関のたくさんの方々にご利用いただいており、感謝のことばもございません。

さて、今回のモデルチェンジで、このタイマー録音機能は待機時に電力消費を抑えた仕組みに変更されましたので、各段に観察録音のコスパが向上しました。現在実験中ではありますが、まずは現状についてご報告いたします。

(設定)

録音設定 → 32ビットフロート 96kHz

タイマー録音設定 → 午前7時~午前10時(3時間)

電池 → エボルタ使用(単3電池2本)

場所 → 事務所内

 

(DR-05XPの結果) 5.5日間の実績 32f/96kHz


(DR-07XPの結果) 5.5日間の実績 32f/96kHz


多少ばらつきがでると思っていますが、現在は、16ビット、44.1kHzにて実験継続中です。結果がわかりましたら、ご案内します。

(DR-07XPの結果) 6.5日間の実績 16/44.1kHz



タイマー録音時の旧型製品との違い

 従来の製品はタイマー録音設定後、タイマー録音待機の状態が表示されましたが、今回のXPシリーズはタイマー録音設定後、シャットダウンします。

(従来製品)

(XPシリーズ)


(確認方法)これで確認できます。


これから野鳥録音のシーズンが到来します。ぜひ、観察にお役立てください。

 

(製品ページのご案内)

DR-05XP → https://tascam.jp/jp/product/dr-05xp/top

DR-07XP  → https://tascam.jp/jp/product/dr-07xp/top

 


 より簡易的な調査録音に便利なVR-04のタイマー録音機能のテストモニターも引き続き募集しています。



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