アカガエルの鳴き声を決まった時間に録音する。
特定外来生物のアライグマの増殖がすすみ(6年で5倍、12年で100倍のスピード)食害が問題となっている。その影響で絶滅危惧種のアカガエルが被害にあっているとのこと。
アカガエルの個体数の調査は卵の数を数えることで実施されているが、同時に鳴き声を記録しておき、卵の数と鳴き声の関係をデータ化したい意向。一般の人は卵の数を数えることができないが、鳴き声で推測できる仕組みを構築すれば、環境保全に役立つという考え。
K氏は20年前から、カエルやサンショウウオの卵の数を数えることで生息数の調査を行ってきた実績があるため、今回はアカガエルのこれと鳴き声を統計化したい狙いである。
(提案書と記録台帳)
(レコーダーの仕掛けと設置方法)
レコーダーは地上1m付近に設置し、仕掛け録音を行う予定。
100円ショップで入手したふりかけのケースにアルミホイルでの熱対策や布類での風対策の上、吊り下げる形で設置。
4月から仕掛け作りを含め、約4か月でテスト運用を実施し、2025年1月より本格調査を開始する。
テスト調査の様子は、カエルモニター装置として北九州市立いのちのたび博物館企画展に展示紹介された。
(あとがき)
野鳥録音の調査用として、モニター募集していたが、今回はカエルの鳴き声を録音することになった。レコーダーは鳴くすべての生物の生態系調査に役立つものであると実感。我々の製品が、自然科学の分野でも活躍できることはとてもありがたく思う。引き続き本調査を応援していきたい。
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