2024年1月、最新アニメのフォーリー収録でTASCAMの最新デジタルミキサー「TASCAM Sonicview 16」が使用されるという情報を聞きつけ東京世田谷区にある東宝スタジオポストプロダクションセンターへ向かいました。
この日は、TOHO STUIOS ポストプロダクションセンター1のフォーリースタジオにて2024年10月に公開となったアニメ「がんばっていきまっしょい」のフォーリー収録が行われました。
本アニメに登場するボートの効果音の収録では、TASCAMのフィールドレコーダー『Portacapture X8』が使用された経緯があり、今回の収録作業でも最新デジタルミキサー『TASCAM Sonicview 16』をご使用いただくという運びとなりました。
フォーリー収録とは
フォーリー収録とは、アニメなどの映像を再生しながらそれに合わせて効果音を録音することです。TOHO STUIOSには、国内最大規模のフォーリースタジオがあります。このスタジオでは、砂、数種類の床、水場、キッチン、ドアなどが完備されており、作品のシーンに合わせて、様々な効果音を収録することができます。
畳、ほうき、自動車のドア、靴などすべて収録で使用する道具。
エンジニアとサウンドデザイナーが同じ部屋で作業することで、ちょっとした調整やコミュニケーションが容易になるとのこと。
使用した機材
マイクはスモールダイアフラムのペンシル型のものが2本準備されており、オンマイク、オフマイクとして使い分けられていました。
これらのマイクはデジタルミキサー『TASCAM Sonicview 16』のマイクインプットに入力され、ミキサーで調整された後USBオーディオインターフェース機能を使用しパソコン(Mac)に接続されDAWソフトにて収録されます。また、万が一に備えて『TASCAM Sonicview 16』の背面スロットには、32トラックマルチトラックレコーディングカード『IF-MTR32』が装着され、音声をバックアップ録音します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
フォーリー収録では、1作品分の効果音を収録するため百単位の録音ファイルができます。そのため、デジタルミキサー『TASCAM Sonicview 16』で収録時に音作りを行うことで後の編集作業が非常に楽になるとのことです。また、『TASCAM Sonicview 16』 は、オプションIFカードを使用することで本体バックアップ収録が可能なためシステムもシンプルになります。
是非、映画館へ行ってみてください!
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