動画撮影時にPortacaptureなどのポータブルレコーダーを外部マイクを使用してカメラに音声入力すると「サー」といったノイズが入ることがあります。この問題は、カメラやレコーダーを正しく設定することで解決できる場合があります。今回はノイズ抑えた音声を動画に収録する方法をTASCAMのポータブルレコーダーPortacapture X6を例にご紹介します。
録音準備をする前に~マイキング編~
良い音で録音するにはマイキング(マイクを設置する場所)が非常に重要となります。Portacapture X6内蔵のマイクを使用した場合、声や楽器の生音はできるだけ音源の近くにマイクを設置した方が部屋の残響やノイズが減りクリアな音で録音できます。オーケストラの演奏といった音源が複数ある場合や、ライブハウスなど拡声システムがある場合は、音源から離して録音すると全ての楽器がバランスよく録音できます。
カメラとレコーダーのセッティング
ステップ① カメラとレコーダーを接続する
3.5mmのステレオケーブルを使用して音声レコーダーの「OUT」端子とカメラの「MIC IN」端子を接続します。Portacapture X6には、カメラに適した音声で出力するカメラアウト機能が装備されています。(一般設定画面 > カメラ設定 > 出力で「カメラ」を選択)
カメラとレコーダーのセッティング
ステップ②マイクの音量(GAIN)を決める
録音対象にマイクを向け、ピークが出ないようにレベルメーターが-12dBを中心に振れるように設定します。Portacaoture X6のレベルメーターの黄色の部分を中心にメーターが振れるのが目安です。この時ヘッドホンを使用して音声を確認できるとより安心です。
Portacaoture X6本体で32ビットフロート録音をする場合でもカメラに音声を出力する場合はピークが出ないようにしっかりと音声レベルの管理をしましょう。
カメラとレコーダーのセッティング
ステップ③「カメラの音量設定」
録音レベルが決まったらカメラ側の入力レベルを調整します。オートゲインなどは使用せず、マニュアルでカメラのレベルメーターが-12dbを中心に振れるように設定します。ノイズを抑えた録音をするコツは、カメラの録音レベルをできる限りさげることです。Portacaoture X6側でレベルを稼ぐことで録音したい音に対してノイズの少ないクリアな音を記録することがきます。
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