動画音声ケーススタディでは、動画の音声機材を試せる録音体験ワークショップにご来場されたお客様からいただいたご相談や使用事例をご紹介しております。
今回は「Portacaptureで録音した際に生成されるファイル名にMIXと記された音声ファイルはなんですか?」というご質問にお答えします。
Portcaptureで録音した際に保存されるファイルについて
まずは、Portacapture
X8で録音するとどのようなファイルが保存されるかおさらいします。
こちらの画像が、Manual(マニュアル)アプリを使用して6ch録音したmicroSDカードをパソコンで読み込んだものになります。
・内蔵マイク(1-2ch)
・XLR/TRSコンボジャック(3-6ch)
・MIXが付いたステレオファイル
このように最大合計6トラック分の音声が個別のファイルで保存されおり、ステレオリンクされたトラックはステレオファイルに、モノラルトラックはモノファイルになります。これらを「トラックファイル」と呼んでいます。
画像の一番下には、拡張子の前にMIXとついたステレオファイル(例:240306_005_MIX_WAV)が保存されます。これを「マスターファイル」と呼んでいます。
トラックファイルとは?
Portacapture X8に入力された音声は、まずGain調整などができる入力画面を通ります。トラックファイルとは、この入力を通った直後の音声を保存した個別のファイルです。
マイクのアイコンをタップすると入力設定画面が開きステレオリンクやEQ/COMPなどの細かい調整が可能。ここでの入力設定がトラックファイルに反映されます。
マスターファイルとは?
拡張子の前にMIXと付いているファイルはマスターファイルと呼ばれ、1から6トラックの音声がミキサーを通った後の音声がミックスされてステレオファイル※としてmicroSDカードに保存されます。つまり、ミキサーで設定したフェーダーレベル(ヘッドホンから聞こえるバランス)がファイルに反映されることとなります。ミキサー画面の設定は前述のトラックファイルには影響しません。
6チャンネル音声のミックスを録音時に作ってしまえば、そのままステレオ音声として使用できますし、録音ごとに作成されるトラックファイルとマスターファイルがまとめられたプロジェクトは後でミックスダウン(再調整)することも可能です。
※モノラルも選択可能。
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