ワンオペでも安心。動画音声のバックアップ録音をする方法 ~ミラーレスカメラ対応XLRマイクアダプター編~

 


動画音声ケーススタディでは、動画の音声機材を試せる体験会『TASCAM Hands-On!』にて、ご来場されたお客様からいただいたご相談や使用事例をご紹介しております。今回は、2023105日、6日に出張出展として東京半蔵門にあるプロ向け映像制作機器ショールームPROGEAR半蔵門で開催した際の事例をご紹介いたします。

 

CA-XLR2d』でバックアップ録音

録音で失敗しない32ビットフロート録音が新定番となりつつある映像用音声レコーダー界隈ですが、カメラ専用のオーディオインターフェースともいえるミラーレスカメラ対応XLRマイクアダプター『CA-XLR2d』でも万が一の過大入力に備えたバックアップ(デュアルレベル)の設定可能です。今回はその設定方法をご紹介します。

※バックアップ設定はINPUT1のみにマイクを接続した場合に限る

 


ミラーレスカメラ対応XLRマイクアダプター『CA-XLR2d』とは

CA-XLR2d』は、CanonFUJIFILMNikon各社との協業にて開発されたカメラ用の2chマイクプリアンプ/オーディオインターフェースで、CanonFUJIFILM製の対応カメラには、XLRマイク入力やライン入力をアクセサリーシュー経由でデジタル伝送ができます。また、Nikon製カメラ他デジタル伝送に対応していないカメラには3.5㎜のステレオミニケーブルを使用してクリアな音声入力をすることができる機器です。

 

バックアップ録音用の設定方法


    マイクをINPUT1に接続する。

    SELECTスイッチを「IN1」に設定

    1+2LINKスイッチを「OFF」に設定

    INPUT1のボリュームを適正なレベルに合わせる

    INPUT2のボリュームをINPUT1より低く設定する(どの程度低く設定するかは状況によって調整してください)

    収録開始

 

バックアップ録音の解説


この設定で収録したカメラの動画ファイルのLチャンネルにはできるだけ大きいレベルに設定した音声が、Rチャンネルには低いレベルの音声が記録されます。これにより、万が一の過大入力でLチャンネルの音声が割れてしまった場合でも、音割れするリスクの少ないRチャンネルの音声をバックアップとして使用可能です。

収録後にLRの音声バランス(パンニング)といった編集作業が必要となりますが、バックアップ録音(デュアルレベル録音)をすることで、『CA-XLR2d』でも安心して撮影に集中することができます。是非お試しください!

 

PROGEAR半蔵門ショールーム

今回の会場PROGEAR半蔵門さんのショールームには、多数の映像機材の展示、販売がされています。TASCAMの製品の展示もございますので是非足を運んでみてください。

ウェブサイト: https://www.system5.jp/

 

終わりに

実際の録音には、本記事で書ききれなかった録音のコツなど実際の録音体験を通じてわかることがありますので是非会場にいらしていただければと思います。次回の特別体験会「TASCAM Hands-on!」の開催情報はこちらからご確認いただけます。


『TASCAM Hands-On!』

動画クリエイターの皆様の音声のあれこれの問題解決をお手伝いする『TASCAM HANDS-ON!』は今後も開催予定

 『TASCAM HANDS-ON!』は今後も開催を予定しております。

動画クリエイターの皆様の音声のあれこれの問題解決をお手伝いしていきたいと思いますので、ぜひ、ご参加ください。

業用途別で音声収録機材をご紹介している「動画の音声収録 特設サイト」より最新イベント情報をご確認いただけます。

動画の音声収録 特設サイト イベント情報








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