ティアックストアブログ: Vlogの音声を向上させたい～Portacapture X6をオンカメラマイクとして使用する方法～

動画音声ケーススタディでは、ティアック本社ショールームにて開催している、動画の音声機材を試せる体験会『TASCAM Hands-On!』にて、ご来場されたお客様からいただいたご相談や使用事例をご紹介しております。

今回は、Vlogの音声を改善する方法についての事例を通じて『TASCAM Hands-On!』でどのような体験ができるかご紹介いたします。

2023年12月開催の『特別体験会TASCAM Hands-On!』にご参加いただいた今回のお客様は、運動会といったお子さんの行事、音楽演奏会、ナレーション（解説）動画など日々の出来事を撮影するVlogの音質を改善したいとの事で、実際に、ご持参いただいたカメラSony製VLOGCAM『VZ-E10』とTASCAMのフィールドレコーダーを使用して録音を行い音質の比較をしたいということでした。

具体的には、現状カメラの内蔵マイクで動画を撮影されており、大きく3点のお悩みがありました。

① 4K対応カメラ映像に対して内蔵マイクの音声がものたりない

② 突発的な過大入力で動画音声が割れてしまう

③ 屋外撮影時の風切り音が気になる

このお悩みを解決するために、32ビットフロート録音対応の6トラックポータブルレコーダー『Portacapture X6』をご紹介しました。

はじめてから上級者までオススメできるPortacapture X6

Portacapture X6は、拡張性の高いポータブルレコーダーで、録音初心者の方から上級者までオススメできるモデルです。内蔵のステレオマイクに加えて、プロユースのマイクを使用できるXLR入力や、ピンマイクやワイヤレス機器などを接続できる3.5mmステレオミニ入力を装備し、高音質な録音を実現します。また、スマホアプリでリモート操作に対応※し幅広くお使いいただけるモデルです。

※Bluetoothアダプター『AK-BT1』（別売）が必要。

カメラ用マイクとしてもオススメできる理由

Portacapture X6は、本体録音と同時に、アッテネート機能を備えたCAMERA/LINE出力端子から3.5mm端子のステレオケーブルでカメラと接続することで動画ファイルにPortacapture X6で収音した音声を記録できます。また、カメラごとに入力の調整できるレベルアッテネーターや、編集時の画音合わせの目安となるスレートトーン機能、音声ファイルに目印をつけるMark機能を搭載。さらに、背面には三脚ネジがついているので、別売りのシューマウントアダプターの使用によりオンカメラマイク/レコーダーとしてご使用いただけます。これらのアクセサリーは、『AK-DR11CMKII』に含まれています。

簡単にいい音が録れる録音アプリ（お悩み①）

一通りご説明をさせていただいたところで実際に録音体験を行いました。Portacapture X6には、音楽（ギター、ピアノなど）やフィールド（市街、乗り物など）といったシーン別の録音アプリが搭載されています。まずは、音楽アプリの「ギター」プリセットを使用し屋内でギターのテスト収録を行いました。次に屋外での陸橋の上へ移動し、フィールドアプリの「市街」というプリセットを使用し収録を行いました。体験会では、録音した音源をお持ち帰りいただきご自宅でじっくり聴きき返すことができます。

ショットガンマイクを使って録音も可能

音割れしない32ビットフロート録音（お悩み②）

録音の失敗の原因のひとつが過大入力です。32ビットフロート録音に対応しているPortcapture X6は、万が一の過大入力で音割れしてしまっても収録後の音声編集で最適なレベルに戻せるのが特長です。Portacapture X6の録音アプリを使えばゲインの調整も不要ですので、録音ボタンを押すだけで撮影に集中することができます。万が一カメラに入力した音声が割れてしまった場合でも、レコーダーで録音しておけば音割れしていない音声がバックアップになります。を取り戻すことができます。

※Portacapture X6本体で録音したファイルが32ビットフロートフォーマットになります。