日本を代表するミュージシャンが佐賀に集う!
2022年に始まった野外音楽フェス『Karatsu Seaside Camp』(以下KSC)をご存じでしょうか?佐賀県唐津市の波戸岬キャンプ場で開催されたこのフェスで、昨年は奥田民生、PUFFY、真心ブラザーズ、気志團、トータス松本など、日本を代表するミュージシャンが素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
私自身、佐賀県唐津市出身であり、ティアックがお世話になっている奥田民生さんやPUFFYが私の故郷にやってくると聞いて、居ても立ってもいられず、観に行きました。
2022年のKSCは大成功のうちに幕を閉じましたが、後日、PUFFYのベーシストであり、このフェスの実行委員メンバーでもある木下裕晴さんから「ティアックさん、もしよかったら音響機器でご協力いただけないでしょうか」とお声がけをいただきました。そして、今年開催された『Karatsu Seaside Camp 2023 in玄界灘2023』ではTASCAMが機材協賛をさせていただくことになりました。
TASCAMがお手伝いするのはキャンプエリアにあるライブクッキングコーナーです。
ここでは、人気お笑い芸人バイきんぐの西村瑞樹さんによるライブクッキングや、九州とんこつ味で有名なハウス食品さんのインスタントラーメン「うまかっちゃん」を使ったワークショップも開催されるとのこと。
西村さんのコーナーは昨年も大勢のお客様が集まる人気のイベントでした。ハウス食品さんは今年初参加ですが、九州人にとって「うまかっちゃん」は欠かすことができない、人気商品です。どちらのコンテンツも非常に魅力的で、絶対にこの催しを盛り上げるぞ!と私たちも力が入ります。
使用機材
事前の打ち合わせで、小規模のスピーカーシステムでワイヤレスマイクが3本あればよいとのことで、シンプルな機材で臨みます。
ミキサーはこれまで弊社のイベントでも多用した Model 16 を選びました。チャンネル数は Model 12でも充分でしたが、Model 16 はオプションでハードケースも用意されており、運搬の利便性を考えてこちらにしました。
16トラックライブレコーディングミキサーTASCAM Model 16とModel 16専用ハードケース CS-MODEL16
肝となるスピーカーはポータブルPAシステムのdBTechnologies ES-503にしました。 ES-503 はコラム型で軽量ですが、サブウーハーとメインが分かれており、本体に3チャンネルミキサーを内蔵しているため、簡単なイベントではミキサーすら要らず、スピーカーとマイクだけで完結させることができます。
さらに、シングルコラム、ステレオ、ダブルコラムという3つのスピーカー構成は、規模と用途に応じて柔軟にセッティングを変更できるため、弊社ではこれまで様々なイベントで活用してきました。また、このサイズでは想像もつかないくらいハイとローがバランスよく出力されます。DSPを搭載しており、状況に応じたプリセットで手軽にサウンドメイキングができることも魅力の一つです。
そして、私どもがイベントの際に必ず持っていくのが電源モジュールです。
今回は設備用のAV-P2803を用意しました。
設備用の電源モジュールを野外に持って行くことに疑問を抱かれるかもしれませんが、AV-P2803 は電圧表示を備えており、発電機を使用するような野外の現場では急な電圧降下も予想されるため、常に電圧を監視できることは大きな安心感があります。
前日に仮設営を行い、iPhoneをModel 16にBluetoothで接続しBGMを流しながらテストしました。メインフェーダーを約-20dBの位置まで上げて、運営の方に「今、小さめで音出ししていますが、音量どうですか?」と尋ねたところ、「こんなに大きい音が出るんですか?もっと小さくていいですよ」と言われてしまいました。音質に関してもスタッフの方から、「このサイズで結構しっかり音が出るんですね!」とのお言葉をいただき、手前味噌ながら、信頼できるシステムで何の不安もなく本番を迎えることができました。
澄み切った青空の下、豪快なキャンプクッキング
5月27日 Karatsu Seaside Camp 2023 in玄界灘2023がついに開幕しました!午前9時のオープンと共に続々と全国からお客様が詰めかけます。
我々TASCAMのシステムは前途の通りシンプルなシステムのため、わずか30分ほどでシステムも組み上がり、本番を待つばかりとなりました。
初日はハウス食品さんの「本格アウトドア気分!メスティンを使ったうまかっちゃんキャンプ飯体験」のワークショップ。
九州の定番食「うまかっちゃん」をアレンジし、メスティンを使ってあんかけラーメンを作るという内容で、ご家族連れの方々がワークショップを楽しんでいました。
ワークショップ中には「うまか坊や」が参加者と一緒に記念撮影に応じていました。
2日目には皆さんお待ちかね、人気お笑い芸人のバイきんぐ西村さんが登場。
唐津のイカなどシーフードとちゃんぽん麵、西村さん監修の調味料「バカびたし」を使った焼きちゃんぽんのライブクッキングを披露。超重量級のフライパンもお客様の声援をバックにその重さをものともせず華麗なフライパン捌きを披露。
焼きちゃんぽんは集まった数十人のちびっ子達に振る舞われ、おいしそうに頬張る姿に私もついつい笑みがこぼれます。大人も子供も満面の笑顔で楽しんでいました。
気温の影響も心配されましたが、音響システムは安定して駆動し、サウンドも非常にクリアで、西村さんの爆笑キャンプクッキング、ハウス食品さんのワークショップそれぞれ余すことなくお伝えできたと思います。
最近は野外フェスだけでなく、グランピングでミニコンサートを行うことも増えているようですが、TASCAM ModelシリーズとdBTechnologies ESシリーズの組み合わせは、音量も十分で操作性に優れ、準備と撤収を非常に手早く行うことができ、十分に活用できることを改めて実感しました。
波戸岬に集まったオーディエンスを魅了したトップアーティストの熱演!
ここからはティアックにご縁がある出演者をご紹介!
奥田民生(RAMEN CURRY MUSIC RECORDS)さんの公式YouTubeチャンネルの企画『カンタンカンタビレ』やTASCAMのポータブルMTR『DP-008EX-OT』でご一緒させていただいた、我らが奥田民生さんは2年連続の出演。今年はビーチステージで波戸岬の砂浜を埋めつくす観客に、熱い演奏を披露してくださいました。
そして、こちらも2年連続の出演となったPUFFY。
ベースの木下裕晴さんはPUFFYのステージでマルチトラックレコーダーDR-680MKIIをオケ出しに使っており、今回のステージでも活用されていました。ベースアンプの前にDR-680MKIIが設置されているのがお判りになりますでしょうか。 ・木下裕晴さんインタビュー記事はこちら
また初めてサポートに加わった磯貝サイモンさんは普段のレコーディングでTASCAMのアナログMTRを愛用されています。今回PUFFYで演奏されると聞いて驚きましたが、アコースティックギター、キーボードと縦横無尽に活躍されていました。
・磯貝サイモンさんインタビュー記事はこちら
さらに、ギターのオカモトコウキさんはホームレコーディングでSeries8pDynaをご活用頂いているそうです。偶然にもTASCAMを愛用している方々が集結したPUFFYバンドでした。
そして、亜美さん、由美さんの歌も素晴らしく、抜けるような空の青、沖まで透き通る海の青をバックに『渚にまつわるエトセトラ』『海へと』『アジアの純真』など誰もが知るヒット曲を余すことなく歌ってくださいました。
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今回、ご縁があってお手伝いをさせていただいたKaratsu Seaside Camp 2023 in玄界灘2023。
改めてTASCAMのPAシステムの使いやすさと音の良さを実感しました。
弊社ではTASCAMミキサーシステムやdBTechnologiesのスピーカーシステムなど、野外フェスにも最適なスピーカーシステムを幅広く取り揃えております。導入を検討される際には、デモなども行っておりますので、以下よりお問い合わせください。
■デモ機貸出、ご相談受付フォームはこちらから
■シーサイド・キャンプ&ミュージックフェス公式サイト
Karatsu Seaside Camp 2023 in玄界灘 2023
(文責:ティアック(株)カスタマーサポート課 加茂尚広)
今回使用した機材のご購入は下記からどうぞ!
16トラックライブレコーディングミキサー TASCAM Model 16
パワーディストリビューター/コンディショナー TASCAM AV-P2803
ポータブルPAシステム dBTechnologies ES-503
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