(動画クリエーター向け音声のあれこれご相談、それがハンズオン)
5月も無事にハンズオンが終わりました。お客様ととても有益な情報交換ができました。そのなかから新たな気づきがありましたので、皆様とも情報共有いたします。
(目次)
1、オンカメラマイクでなくてレコーダーである必要性について
2、ワンオペで威力を発揮するbluetoothでのリモートコントロール
(オンカメラマイクでなくてレコーダーである必要性について)
当社は一眼レフカメラやムービーにオンカメラマイクではなくてレコーダーをマイクとして使う使い方についてご提案してきましたが、実運用でそれが必要である事例のお話を聞くことができましたのでご紹介いたします。
ご来社されたお客様は趣味でJAZZなどの小編成のバンドの動画収録を行っていて普段はオンカメラマイクを使われているとのことでした。しかし、この使い方ではカメラを移動すると音も一緒に移動してしまうので、音は別に録音したいということでした。ライブやリサイタルなど発表の会場ではやはり音は真ん中あたりがいいポジションになります。レコーダーをいい場所に固定しておいて、カメラは適宜狙いたい場所へ移動して撮影するという収録方法になります。こんなときに、普段からレコーダーをオンカメラマイクとして使っておけば、別々に使うことが可能になります。ほとんどのレコーダーはカメラ用の三脚への取り付けが可能ですので、それように三脚を用意すれば簡単に設置できます。
他にも例えば、野鳥動画を作るにしても、野鳥の姿はなかなか見つけられません。鳴き声はしっかり聴こえているが、どこにいるのかわからない。こうなると野鳥に気づかれないように静かにあたりを探していくことになると思います。こんな時もある定点にレコーダーを設置してカメラだけをもって野鳥を探してはいかがでしょうか。探しまわる様子などの雰囲気を出したければ、オンカメラのままで問題ありませんが、ファインダーやモニターをのぞいたまま探すわけではないと思いますので、オンカメラのままで探すとカメラを構えなおした時の衣服のこすれの音や足音などもそれなりに大きな音で入ってしまうことになると思います。
また、小川沿いに咲く桜や菜の花などを収めるような風景動画などでも、レコーダーを別にして、小川の近くでせせらぎをしっかり録音すればより抒情的な作品に仕上げられるのではないかと思います。このように普段はオンカメラで使い、場面に合わせて、別々に使うなどレコーダーをオンカメラマイクとして使っておけば、作品作りの幅がひろがること間違いありません。
(ワンオペで威力を発揮するbluetoothでのリモートコントロール)
さて、話をライブ収録に戻します。音声は別録音するとして、レコーダーをいい場所に設置しカメラをもって映像収録に移動します。レコーダーは録音しっぱなしにしておいて、その場を離れることになると思います。あとはしっかり録れていることを祈って映像収録に集中するということになりますが、レコーダーの録音スイッチを押し忘れていないか、電池の残りは十分だったかなど途中で気になったりします。また設置場所によっては途中で確認しに行けないあるいは行きづらいなどのこともあると思います。そんな時、手元のスマホで状況が確認できたり遠隔操作できるととても便利です。遠隔で録音開始ができるようであれば、余計な録音もしなくて済みます。こんな時におすすめするのが、Portacaptureシリーズとbluetoothアダプターの組み合わせでの使い方です。あらかじめスマホに専用のアプリをダウンロードしておけば、bluetoothでのリモートコントロール機能が使えます。
Portacaptureシリーズ
組み合わせて使うbluetoothアダプター「AK-BT1」
専用アプリ「Portacapture Control」
本アプリはApp StoreまたはGooglePlayから無料でダウンロードできます。
Portacapture X8を例にbluetoothアダプターの取り付けについてご紹介します。
キャップを外して、アダプターを装着します。(AK-BT1取り付け後)
起動したスマホの画面と本体
Portacapture X8の場合
Portacapture X6の場合
(あとがき)
ハンズオンは月例で開催の予定です。動画クリエイターの皆様の音声のあれこれの問題解決をお手伝いしていきたいと思いますので、ぜひ、ご参加くださいますようお願いします。イベント開催についてホームページ、SNS、メルマガなどでご案内しております。
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